「週刊文春」に、ちょっと気になる記事を見つけました。
なんとヤマダ電機で、社員による商品盗難や現金窃盗が多発している!
というのです。
記事によると、社員の不正は8ヵ月間に36件!
「現金を窃取」
「ギフト券を窃取」
「テレビ236台」
「ゲームソフト262本」
「DVD207枚」
と、現金だけでなく、商品も大量に盗まれています。
しかも、4割以上は管理職によるものだったとか。
ここまでくると、「呆れて何も言えません…」という感じですが、
社員がこのような不正に走ってしまうのには、
やはりそれなりの理由があるようです。
ヤマダ電機では、社長以下の役職を一段階ずつ下げるという
思いきった人事を行っており、
この格下げによって、店長の給料は3~4万円/月減少、
人によっては7~8万円/月も減少しているとのことです。
“これでは生活できない”という声も聞かれ、
当然社内の士気も低下しているようです。
(そりゃそうだ…)
そもそもこのような人件費カットを行わなければならない理由は、
2年連続の減収減益(営業不振)によるものであり、
はっきりいってしまえば、中国進出で失敗したというのが
本当のところでしょう。
まあ、中国に進出しようとして失敗した日本企業は
他にも何社かあります。
中国では以前に比べると、かなり人件費も上がってきているし、
国として、国民としてのモラルなどを考えると、
少し距離をおいた方がいい国かもしれません。
特にビジネスにおいては。
まとめると、
中国進出⇒失敗
ベスト電器買収⇒失敗
山田会長のワンマン体制⇒ブレーキかけられず間違った方向に突き進む
国内売上減少⇒賃金カット⇒社内で盗難多発
あぁ~⤵
アベノミクスにより円安が進行しましたが、
ヤマダ電機は円安メリット企業ではない⇒負け組企業
消費税増税⇒今後もさらなる売り上げ減少が見込まれる
こう見ると、先行きは厳しいですねぇ。
そうは言っても日本は物造りの国!
電機業界には頑張ってもらって、
それを扱うヤマダ電機も
将来的には復活してほしいものです。
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